自閉症児やっくん 涙の就学時検診

自閉症

役場とケンカ?

やっくんに就学時検診の通知が来て、内容を見ると検診場所が小学校の体育館でした。お姉ちゃんが通っている小学校なのですが、やっくんは隣町の支援学校に通うことが決まっていました。

ささのは
ささのは

場所慣れのために一度は体育館に連れて行かないとなぁ。やっくんの自閉症や特徴を説明して…

ダンナさん
ダンナさん

なんで支援学校に決まっているのに別の学校で検診しないといけないんだろうか。

ただ地区ごとで分けたんじゃない?

ちょっと電話してみる

へ?

我が町の役場に電話をかけるダンナさん。

とにかく決まっていることなので就学時検診を受けて下さいと言う役場。なぜ受けなければならないのか?と言う疑問に答えてほしいダンナさんと役場の方で食い違い。

なぜ通わない小学校に行かなければならないのか、がダンナさんは疑問だったようです。

・やっくんが受診できる検査はかぎられている

●身長・体重測定

身長測定はなんとかできる。体重測定はやっくんをだっこしていっしょに体重計に乗る

●耳鼻咽頭の検査

なんとかやっくんの身体をおさえたりしながらだと検査できる(何度かやって経験済み)

●歯科

やっくんがちょっとだけ口を開いてくれるのでなんとか検査できる(何度かやって経験済み)

●眼の検査

視力は悪くなさそうだけど(遠くのお菓子をロックオン)言葉やジェスチャーができないので検査できない

●聴力検査

耳も悪くなさそうだけど(ごはんよーと言ったらすっとんでくる)言葉やジェスチャーができないので検査できない

●知的発達の検査

お姉ちゃんがやったような積み木つみだと、やっくん絶対積み木を口に入れる!(角砂糖くらいの大きさの積み木)

ダンナさんと役場の方とのやりとりの結果(かなり上の役職の方とやりあったらしい)

別の地区の小学校の就学時検診の日に日程を変更。(人数も少ない)たまたま場所も体育館ではなくてやっくんも何度も行っている地区のコミュニティセンターだった。

大山鳴動してねずみ一匹

そして迎えた就学時検診。

あまりにもスムーズに行き過ぎて記憶があいまいなのですが、

・どうやら支援学校の先生が来てくださっていた。(やっくんの就学時検診をプロデュース?)

・やっくんがついつい水遊びしてしまう水飲み場にシャッターがしてあった。(そんな機能があったとは!)

・やっくんができない検査はスルー(できない検査に行かなくていいのは気が楽)

・検査項目が少ないのではやく帰れた。

職員の方々にも気をかけていただき、なんだか、てれてしまいました。

帰りの車の中で

大山鳴動してねずみ一匹※(たいざんめいどうしてねずみいっぴき)とは今日みたいな日のことをいうのかな

※事前の騒ぎばかりが大きくて、実際の結果が小さいこと

そしてほっとしたと同時に

コキンちゃん
コキンちゃん

悲しくないのに涙が…。

なれない体育館、大勢の児童と保護者。できない検査で大声で泣いたり時間がかかったり周りに迷惑、そそくさと逃げるように帰る…。

それが当たり前でもう慣れたと思っていたのに

そう思いながら桜が舞い散る中、車を走らせ…

あれ?就学時検診は秋ごろだったよね

え?

思い出が完全に美化されてました。

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