自閉症児の体の不思議 感覚過敏 やっくんの場合

自閉症

耳をふさいで自分の声を楽しんでる?

やっくんはよく「つっつーー」と言いながら耳をふさぎます。耳全体をギョウザの様に折りたたんで両手でふさぎます。おそらく聴覚過敏で音の刺激によるショックや、嫌な事がおこった時の心のショックをやわらげるためなのではないかと推測しています。

耳ふさぎをやめさせようとイヤーマフなど試してみましたが、今のところ必要がないので様子をみています。成長するやっくん自身で折り合いをつけられるようになったというか…。聴覚過敏もわたしの臆測ですし自閉症の感覚の部分はむずかしいです。

自閉症の本などで必要な音を取捨選択出来ないとありますがやっくんの場合それを楽しんでいる時も…。

肩と耳でスマホをはさんで音を聞きiPadを操作しながらテレビのYouTubeを見る…。いろんな音をいっぺんにきいて観て楽しんでいます。

我が家の全てのメディアを独り占めしてしまうやっくん。スマホやリモコンの争奪戦が毎晩繰り広げられています。

痛みに対してにぶい?

感覚過敏の反対が感覚鈍磨(どんま)と言います。やっくんは痛みに対して鈍感でアカギレや虫歯など痛そうに見えるのですがケロっとしています。唯一痛そうにするのがオムツかぶれの時に歩き方がぎこちないってくらいです。子供が痛がるのもつらいですが痛がらないのも心配です。

受け口と歯並び、の前に虫歯治療

やっくんの歯は受け口です。上あごが小さいため、噛み合わせた時、前歯より下の歯が前にでている状態です。上の歯は満員電車のようになっているので前の歯のすぐ後ろに別の歯があったりします。母である私も小さい頃はまったく同じ歯並びだったので完全に遺伝です。お姉ちゃんは噛み合わせバッチリなのでやっくんに遺伝しちゃったかぁとちょっとガッカリ。じっとして口を開けていることがむずかしいので、歯並びよりもまずは虫歯の治療方法を考えています。町の歯医者さんでは根本的な治療はむずかしく、市内の大きな病院で全身麻酔の治療を検討中です。歯並びや噛み合わせを良くすると虫歯になりにくかったり、発音もよくなったり、見た目も変わるんですけど、まずは虫歯の治療からコツコツと進んでいこうかなと思います。

ささのはの寄り道

私は歯の矯正と下あごの手術をしたため今は受け口ではありません。下あごの手術とは大雑把にいえば下あごの骨を切って長さを短くする手術です。私の場合、受け口の見た目がいやだったので、長い年月かかる歯の矯正治療もがんばりました。(一番頑張ったのは私の両親です!治療費とか…)

受け口さえ治せば、ハリウッドで女優くらいの勢いで世界が変わると思っていました。でも結婚したダンナさんは受け口など気にもとめない人だったし、子育てや仕事で普通に日々はすぎていきました。そして手術が終わった今も矯正治療はつづいています。ほおっておくと、なんと元にもどってしまいます。人間の元にもどろうとする力はすごいのです。

スポンサーリンク
自閉症
\ この記事をシェアする /
ニュータイプな君へ

コメント