自閉症児のいろいろなリスク
咀嚼(そしゃく)とは食べ物をよく噛むことです。やっくんは食べることが大大大好きで、ご飯は飲み物なの?と思うくらい口にかきこんでます。
自閉症児は他の子供に比べて
●ケガをするリスク
●水が好きなゆえにおぼれてしまうリスク
そして
●食物を大きな塊のまま飲み込んでしまうことでのどを詰まらせる(窒息する)リスク
やっくんのいろんなリスクのなかで一番起こりそう。
ひみこのはがいーぜ(卑弥呼の歯がいーぜ)
支援学校の先生から食べ物をよく噛むことの大切さを教わり↓
●やっくんのお皿に少しずつご飯やおかずを乗せてたべさせる(わんこそば方式)
●食べ物をよく噛んで飲み込んだのをチェック
を家でもやっていますが、早よ食わせんかいとガンガン手を出して食べようとするので負けそうになりますが、がんばります。
食べるという行為は五感をフルに使う
食べることとは、視覚・嗅覚・聴覚・触覚・味覚の五感で感じる楽しさです
例えば人がせんべいを食べる場合
おいしそう
↑見た目(視覚)、におい(嗅覚)
パキッ
↑手や前歯でひと口で食べられる大きさを決める
ボリボリ
↑噛む音を楽しむ(聴覚) 、味わい(味覚)
歯応え、舌触り、喉ごし(触覚)
よく噛んで食べた方がおいしさをより良く感じとれるし、おいしさを長く感じることができる。
やっくんに知ってほしいことは
よく噛んだ方がおいしいよ♡
このひとつ!
そのために早くいっぱい食べたいやっくんと、ゆっくり味わって食べてほしい母の攻防戦はまだまだつづくのであった。完
咀嚼とアゴの長ーい歴史
私も
やわらか〜い♡
とか言って硬い食べ物をさけてきたので、遺伝もありますが顎が小さいです。(上の顎)
やっくんも見事にその遺伝を受け継いでいます。やっくんの歯は上あごが小さいことによって前歯のすぐ後ろに別の歯が生えていたり大渋滞になっています。
昔にくらべて現代は食事の噛む回数が6分の1ほど減っています。顎が退化しても歯の本数が変わるはずもなく私ややっくんのように歯並びが悪くなります。
昔の人のようにエラの張った顔が少なくなり、顎の小さな細面(三角顔、うりざね顔)が多くなっているのです。
私の母がエラが張っていてとても気にしてましたが私は羨ましかったです。(無いものねだり)
私たちが簡単に思える食べるという動作が歯や唾液、舌の動き、咀嚼、飲み込む、いろいろ複雑な作業によって成り立っているなんて若い頃は考えもしませんでした。
自閉症児だけではなく、私も長生きするためがんばろうかな、もう少し歳をとってから…。
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